【2018年 日本語ラップ】9月のおすすめMV10選(各レビューつき)

〓 9月のHIPHOPトピック 〓

 

① キャリアを積んだラッパー達が、充実した内容のアルバムをリリース

Sweet William & Jinmenusagi
RAU DEF
NORIKIYO

※後ほどRAU DEFの曲を紹介します。

 

②先月に続き、1ヶ月間にMVを何曲もアップするアーティストが続出

CHOUJI         ➡︎ 6曲
WILYWNKA  ➡︎ 4曲(10/3 アルバムからさらに1曲追加)

※CHOUJI 、WILYWNKAの曲は後ほど紹介します。

 

ということで今回は、2018年9月にYouTubeにアップされたオススメの10曲を紹介します。有名・無名問わずセレクトしたので最後までお楽しみ下さい。

 


 

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【Neetz/Notion feat. 唾奇、PES & MUD

 

「今宵踊る野蛮なサバンナ」

すくぶっていたHIPHOPの炎が、再びバチバチに火花ちらし燃え上がる。その事を象徴する曲。

Kandytownに所属するNeetzの初ソロ作品は、同クルーのMUD唾奇、そしてRIP SLYMEPESを客演に迎えた曲。フローを効かせた若手3人のラップは、PESの遺伝子が確実に受けつがれていることを証明する。PESのハリのある歌声は健在で、こちらも復活の狼煙を上げた。

HIPHOPの温度は上昇している。

 

 

⬇︎唾奇のリリック「熱帯夜 君と踊りたいや」はリップスライム『熱帯夜』から引用。2007年のクラシック。

 


【WILYWNKA /Wake Up】

(Prod. by CHIVA)

 

「お前にはそうさ何が見えてる」

1st アルバム『SACULA』が好調で、ラッパーとしての風格も出てきたWILYWNKA 。バライティーに富んだアルバムの中で、活力を与えてくれるのがこの曲。

Chicagoの名曲『Saturday in the Park』をサンプリングした、力強くさわやかなピアノが印象的。朝の目ざめのよさと1日が始まる喜びを「Fleshなフルーツ」に例えてて上手い。3バース目はトーンを抑え、そこからHOOKで盛り上げる演出も憎い。

 

 

『WAKE UP』は、1stアルバム『SACULA』の2曲目に収録。
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【YOUNG FREEZ/PICK YOU UP feat.SALU

(Prod. by JIGG)

 

「君が座る椅子を増やして」

洗練されたフローが特徴のYOUNG FREEZ

つややかな声。影があってどこか寂しげな歌。それでいて愛に満ちたリリックにキュンとくる。
SALU の細かく刻むラップがHOOKを引き立てる。
もしあなたが孤独なら手を伸ばして欲しい。この曲がその手を受け止めてくれる。そして共に行ける、この列車に乗って。

 

 

『PICK YOU UP』は、10月10日発売の2ndアルバム『YOU.』の2曲目に収録。
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【EMKAY52 /BACK FIRE】

(Prod. by TurtleNeckStore)

 

「酔いなFIRE」

大阪のTHA JOINTZ のメンバーで、GOTUからEMKAY52に改名してのソロ作。 HIPHOPクラシック「Deep Impact」を彷彿する太くてザラついたキック、チョップするベースが体をゆらす。力むことなく自然体なラップ。ダウナーなのに踊れる快感が味わえる。
これぞ未来型ミクチャーグルーヴ。

 

 

⬇︎THA JOINTZを代表するラッパー・KohのアルバムからGOTU名義での客演曲。ダウナーながら色気あるラップが聴ける。

 


【DJ CHARI & DJ TATSUKI/Good Die Young feat. RYKEY & Pablo Blasta

(Beats by TaylorMadeBeatz)

 

The good die young=(諺)善人は若死にする

若くして亡くなった人に捧げた曲。
以前『SKY TO DIE』という曲で、「空が青すぎて 死にたくなる」と歌ったRYKEY 。死について、このMVと同じモチーフが表現されており続編とも言える。

生と死を隔てるのは紙一重。ゆえに「時間は24」とRYKEYが歌うと、生きている重みが伝わってくる。

 

 

⬇︎上記の絶望的心境を歌った曲。これを聴けばRYKEYの人間的成長がうかがえる。

 


【maco marets /Click It, Freeze It】

(Prod. by Riki Azuma)

 

言葉の響きを大切にする特異なラッパーmaco marets

この曲の良さは文字にせず、感覚で感じたままとどめたくなる。意思を伝える宿命を背負った言葉たちが、響きの美しさ負けてアートになっていく。

磨いた先の緊張感がある。

プロデュースは、Small Circle of Friendsの詩人ラッパー・Riki Azuma

 

 

⬇︎『Click It, Freeze It』は、11月7日発売予定の2ndアルバム『KINŌ』より先行配信されている

 


【RAU DEF/What What feat. SALU

(Prod. by 松川 晃弥)

 

「中身外見 what what」

「YO! YO!」の掛け声はラップの代名詞。
RAU DEF はHOOKで節ごとに「what what」と掛け声を入れ、意味を持たせてるだけでなく、独特のスピード感とリズム感を生みだす。

早いストレートに慣れると変化球でも早く感じるように、「what what」に体が慣れると揺らぎあるverse部分でもスピーディーに感じられる。
「犬みたいにワンワン」も「What What」と聴かせる遊び心も忘れないのはさすが!

 

 

『What What feat. SALU』は、1年振りのニューアルバム『DELICACY』の7曲目に収録。
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【DJ KENTA feat.CHOUJI /イタライイノニ】

(Prod. by DJ KENTA)

 

「ここにイタライイノニ」

アーシーからアーバンに。
沖縄のラッパー・CHOUJI の今までの作風とは一味違うのはコラボレーションの良さ。DJ KENTAによるトラックは、キック&タムがはずむダンス寄りのブレイクビーツ。CHOUJIは、音の勢いをかりてリミッターを解除。シャイで普段は言えない気持ちを汗かきつつ歌い上げる。キャッチなメロディーと覚えやすい歌詞、そして振りきった感がいい!
ライブで盛り上がるのが目に浮かぶ。

 

 

⬇︎CHOUJIのライブで盛り上がる鉄板曲。「路地裏のヒーロー」→「バッズマン!‼︎」

 


【NAGAN SERVER/aka/ao feat. RITTO

(Prod. by Phis Light)

 

「波揺れる 心踊る 風と共に…」

コントラバスを片手にラップする大阪のラッパー・NAGAN SERVER
11月14日発売する3rdアルバムから沖縄のラッパー・RITTOを客演に迎えた曲。

Phis Lightによるハイハットの鳴りが気持ちいい。ビートのままに力まず、言葉で流れを作っていく。視野を広く物事をとらえ真理に近づいていくリリック。経験を積んだ者でしか書けない味がある。

流れの中でいかに波を作るか。すべては自然と共に。

 

 

⬇︎『aka / ao feat. RITTO 』は、11 /14発売の3rdアルバム『NR』の10曲目に収録

 


【TIP/軍鶏】

(beat by AGA)

 

「まだ見ぬ敵と死ぬまで喧嘩」

埼玉県は深谷のラッパー・TIP
荒々しく連打する大太鼓が、木々をなぎ倒しすすむ重戦車を連想させる。闘うために生まれた軍鶏を自分と重ね、自分自身と闘えるかが試される。最近珍しくなった武骨なラップが、男らしい。
闘争本能に火をつける曲なので格闘選手の入場に合うはず。関係者の方ぜひ!

 

 

『軍鶏』は、アルバム『メビウスの輪』の3曲目に収録。
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さらに聴きたい人へ

 

上記の10曲以外に紹介しきれなかったおすすめ60曲のプレイリストを作りました。連続して聴けるので、好きな曲と出逢ってください。

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