【2018年 日本語ラップ 】12月のおすすめMV10選(各レビュー&ー部コメントつき)

 

 

〓 12月のHIPHOPトピック 〓

 


① ROCKミュージシャンがHIPHOPを無視できなくなってる。

 

・曽我部恵一:全曲ラップをしたHIPHOPアルバム『ヘブン』を発表。

・星野源:シングル『Pop Virus』で、STUTS をMPCプレイヤーとして起用。

  ※後ほどSTUTSの曲を紹介します。

 ・RADWIMPS: ニューアルバムで日系ラッパー Miyachi を起用。「ビートミュージックを自分なりに解釈した」と話す。

 

 

② RYKEYが、喧嘩後の血だらけの顔でInstagramライブ配信を行う。

MC漢が仲裁に入り、事態は収束に向かった様子。HIPHOPファンは胸をなでおろす。

 

 


ということで’18年12月にYouTubeに公開されたオススメの10曲を紹介します。

今回、2人のラッパー、ビートメーカーからコメントを頂きました。アーティストがどんなことを考えて曲を作っているか、その一端がうかがえる内容となっています。

有名・無名問わずセレクトしたので最後までお楽しみ下さい。

 

※ 歌詞=リリック、サビ=HOOK とHIPHOP用語で表記しています。
※ 本文で赤字のついたアーティスト名は、Twitterとリンクしています。



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| JP THE WAVY / Neo Gal Wop |

 

「ただただ仲間と だらだらしてたら たまたまできたよ良い曲」

 

MINMI加藤ミリアなど数々の客演をこなしてきた JP THE WAVY

1年ぶりの新曲はネオギャル。ダンスが得意なだけあって静と動のメリハリを効かせたラップが超WAVY🌊。静の隙間をかき分けキックが入る構成は、ブレイクダンスの掛け合いを見てるよう。

ラップの脚力ハンパない。

 

⬇︎ JP THE WAVYの客演曲。彼のラップが入ると共演者がフレッシュにアップデートしていく。

 


| MaisonDe / U |

 

「抑えきれない感情はそのままに」

Shurkn Pap を中心に怒涛のリリースをを続ける姫路のクルー・MaisonDe (メゾンド)
そのクルーから、あどけなさの残る lj(17才)とザラついた声のYungRickをフィーチャーしたエモトラップ曲。


オルタナロック調のギターのリフには、「抑えきれない感情」を曲にぶつけた歌がよく似合う。頂上を目指す2人は、やるべき事が明快で清々しさを感じる。

 

 


| LIL’B ×CWCT / Burn it down |

( Prod. by CWCT )

 

「枯れた言葉が宙にまう」

BCC№ (バッカーノ) に所属する LIL’B (リルビー) とビートメーカー CWCT が、夢を諦めた人におくる曲。

どこまでも伸びていく歌声は、曇り空を突き破るように、夢みる想いを遠くまで運んでくれる。シンバルで胸がざわついたなら、一緒に高く飛べる。

 

⬛︎  CWCT からのコメント

EP『Burn』のテーマが “ 赤 ” だったんですが、その中でもこの曲は “ 火 ” をイメージしようとなりました。

ビートは暗くなりすぎない、徐々に燃え上がる炎をイメージしてます。ドラム一切なしのビートは斬新では?という思いつきで、前半のフックにはドラムを入れてません。

なので、ライブでカウント取りにくいだろうなと思ってたんですが、LIL’Bさんはダンサーのせいかめっちゃリズム感あって、完璧なライブしてくれてて感動しましたッ! 

 

⬇︎『Burn it down』が収録されたEP

 


| Ole / Doller |

( beats by illmore )

 

「そんな日は流されて力ぬく」

なんて軽やかなんだ!と驚かされる曲。

Ole は、PUNPEE唾奇のMV作品や、『水曜日のダウンタウン』のオープンニングを手掛けたアニメ映像作家。
ちょっと遊びでやってみたと言わんばかりのラップは、絶妙な力の抜け具合。
音符の上を飛び越えるようにスムーズである。
声もダンスも若々しい。

マルチな才能に世間は嫉妬する。

⬛︎  Ole からのコメント

僕の作る映像を好きな人にこのMVを見てほしいし、
この曲を気に入ってくれた人はぜひ僕の作る映像も見てほしい!

そうやって音楽・映像表現の両方を通して見てくれる人の
クリエイティブな興味を広げられたらと願っています。

 

 

 

 


| 空音 / planet tree |

( Prod. by Pri2m )

 

「舌先が味を思い出すまでは」

尼崎サイファーで腕をみがく高校生の空音の2ndシングルは、なんとも味わい深い作品。

リアルと寓話が交錯するリリック。
清濁あわせ持ち、低音をアクセントに効かす歌声。
東洋と西洋が混ざり合った Pri2m のトラック。
そして年代物のワインのように芳醇なメロディが、舌先に残る。

この熟成ぶりに「本当に高校生!?」と疑いたくなる。

 

⬛︎  空音からのコメント

今回は少し幻想的で気持ち良く揺れれる曲になります。

“空を木に見立てて、星がクリスマスツリーのように木に飾られている”
そんなことをイメージしました。


夜に似合う一曲です!

 

⬇︎連続する言葉とピアノのシンクロに圧倒される1stシングル

 


| Mediunn / ランデ・ヴ |

( Prod. by MONEYMAKER )

 

「乾きかけた心を うるおして」

大阪のクルー Tha Jointz と関わり深いシンガー Mediunn (ミディアン) の2ndシングル。

歌い上げるのではなく、ビートに歌をハメてグルーヴを生む手法は、HIPHOP/R&Bのいい塩梅。新鮮さがオシャレさを演出している。

気だるさと野性味ある声は、初期のUAを思い出す。

 

⬇︎3rdシングルは、ソウルフルで暖かく、懐かしく、新しさが感じられる

 

 

 


| YUYU / Killed By |

 

「いつかそいつらが嫌がるまで出る テレビ メディア 雑誌の表紙」

ダンサーとして名を馳せがながらもラッパーの道を選んだ YUYU 

この曲はダークな内面世界に潜り込む。
くり返す「許しはしない」は、心の傷の深さを物語る。


のデビューを思い出す確立された美意識。
端正な顔立ち。今後の動きをチェック!

 


| DADDY K from まむしMC’s / BIG L |

( Music by NARISK )

 

「高いビルも山もとび越える」

90年代から活動する熊本のラッパー DADDY K 

独特の間でグルーヴを作るラップは、Trap慣れした耳には丁度いい心地よさ。
J Dillaを彷彿とさせるくぐもった浮遊感あるトラックは、大気圏を通りこし宇宙まで連れて行ってくれる。

 

 

 


| LEAP / day2 |

( Music by TABTABS )

 

「またたどり着けるのさ あそこまで」

他ラッパーの友情出演が目立っていた LEAP 待望の新曲。

理想通りに行かなかったからこそ渋みを増した低音。
人に寄りそう優しいメロディは、共に歩めそうな気持ちになる。


活動拠点を沖縄から東京に移したことから、何かあったことは想像がつく。
それも含めた「もういいよ」の吹っ切れ感がいい。

 

 

TuneCore Japan

アルバム • 2019年 • 5曲 • 17分…

 


| STUTS / Changes feat. JJJ |

( Prod. by STUTS )

 

「千の感情と意味を超え また交差する思い出 解いて」

MPCプレイヤーとして星野源と共に紅白に出場した STUTS
この曲は、彼の2ndアルバム『Eutopia』のラストを飾るナンバー。

JJJ が描く深い闇と痛みに、若くして亡くなってしまった元クルーの FEBB を思い出す。前向きだからそこ感じれる光に胸をうつ。

中盤に KID FRESINO、後半にFEBBの映像が流れるMV。
JJJ と FEBB が駅で待ち合わせしているかのような演出。
JJJ の悲しみ背負った表情。
「交差する思い出」で2人が交錯するシーンは泣ける。

最後に STUTS と JJJ が向かう視界の先にも注目して欲しい。


 映像作家 Banri Kobayashi の手腕も冴える。

 

 

⬇︎ライブ動画

 

 


さらに聴きたい人へ

上記の10曲以外に、紹介しきれなかった【12月のおすすめ】が60曲入ったプレイリストを作りました。連続して聴けるので好きな曲と出逢ってください。

現在’19年1月のプレイリストも作っていて、いい曲がガツガツたまっています。
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